なんて素敵な腹立ち日和



カシャン−


気がついた時には俺は部室の隅にはいつくばっていた。

やたら頬が痛い。

思いっきり殴りやがったなこいつ。



けど俺の気持ちは不思議と凪いでいた。
怒るとこなんだろうが、驚きとないまぜになってプラマイゼロ?


いや、それおかしいだろ。

説明するのが異様に困難な気分で見上げると、
怒ってんだか泣いてんだか分からん古泉の顔が視界に入った。

俺がこんな顔させたんだな。


それは分かったんだが。
具体的に何がこいつのスイッチを押したのかは分からない。



確か最後にこう言ったっけか?




「お前俺の事嫌いだろ?」



なんだ。図星だったのか。


オレが笑ったら古泉は泣いた。



わけわからねえよ。



「わかってくれないから。」


ああ。


腹が立ってきた。



end



最初からDV模様でした。ちょっとだけ書き加えてます。
いつでもどこでも悲恋もどきが大好きな私ですvv

あー短い。


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